2011/02/08

京都のまちをまいまいして楽しむ

2月7日の放送では、まいまい京都の以倉さんをお招きし、
京都で開催されている「まち歩き」のイベントについてお話いただきました。
林も参加した12月5日の映画『マザーウォーター』のロケ地を巡るツアー
(一乗寺・白川疎水など)では、実際にロケ地に暮らすガイドさんの案内のもと、
いわゆる「観光地」ではない「日常の京都」の楽しみ方を知ることができました。

以倉さんにとってまち歩きとは、まちをもっと楽しむための手段であり、
現代人が忘れてしまった日常の中のまちの楽しみ方の発見であり、ひいては
マスメディアに頼らず、自らが動いてつながっていくことにつながることだそうです。



“そのまちを好きだというだけで、誰でもガイド(語り部)になれる”

学校の授業でもそうですが、聴いているだけでは身にはならない。
自分が伝える側になることで気づき、見えてくることがたくさんある。
まち歩きのツアーでも、ガイドと参加者が「教える側と教えられる側」ではなく、
お互いに対等な立場で楽しむことができるように心がけておられるそう。

ガイドさんには「自分のまちを自慢しください」とお願いしてます、
とおっしゃる以倉さん。京都というまちを好きな人なら、誰でもガイドになれます、とも。

まち歩きというと、歴史探訪と思われがちですが、歴史の観点だけでなく
現代の日常生活に基づいて語られることにも重きを置いているとか。
そのまちへの熱い思いを伝えていただくことが一番。
林が参加したときもガイドさんの熱い思いをしっかと感じ取りました。

収録後のお話で印象に残ったのが、文化や伝統といった、普段あまり
説明がなされない分野においても、なぜそれがそうなるのか?!
(例えば茶道でお茶をいただくときなぜお茶碗を回すのか?等)
といったことの説明をしてもらえたら、もっと楽しめるのに!とおっしゃっていたこと。
ある意味、そういった「説明しないことの美しさ」へのアンチテーゼ?!
となるような活動なのかもしれないと。
それは否定というよりは、幅広い楽しみ方の提案ではないかと林は感じました。

今後は市民ひとりひとりによって支えられるようなイベントにしていきたいとのことでした。
あなたも、自分の好きなまちのガイドになってみませんか?
ちょっと照れくさいけど、このまちを好きな人がもっと増えたらうれしいですよね。

以倉さんのお話はこちらでお聴きいただけます。

3〜5月にかけて毎週末まち歩きを企画されているまいまい京都さんのホームページはこちら。

2011/01/24

2月12日(土)2025年の京都カフェ開催決定

2025年の京都カフェ
「京旦那と京女のおたしなみ」

日時:2011年2月12日(土)18:00より
         (17:50頃までにお集まりください)
場所:京料理 料理旅館 鶴清(木屋町五条上ル)
         http://www.tsuruse.co.jp
会費:15,000円(食事・ドリンク代すべて込み)

内容:舞妓さんの踊りを観て、本格的な京懐石を
         いただきます。色々な業種の方が集まる予定ですので、
         異業種交流会の場になればと思います。
備考:あまりかしこまらず、ちょっとしたおでかけに行かれる
         ような服装でOKです。
         ひぐちによる懐石料理のプチテーブルマナー講座、
         能管(能などで用いられる横笛の一種)の演奏も予定。

京都にいながら、お座敷遊びや本格的な京料理をいただく機会は
なかなかありません。特に若い世代でそのような体験をしたことが
あるという人はほとんどいないのではないでしょうか。
この機会にぜひ楽しんでいただければと思い企画いたしました。
また日ごろ出会えない方との交流の場となり、刺激ある場になればと
考えております。どうぞお気軽にご参加ください。

ご予約は、2月5日(土)まで、こちらからお申し込みください。

2010/11/24

一休寺と澤井家住宅へのお誘い

11月28日(日)にカフェ〜遠足編〜をしたいと思います。

この日は京都市内を離れて、京田辺市へ足をのばします。

集合時間と場所:12時20分に近鉄新田辺駅の改札口

12時31分のバス乗車。13時前に一休寺に到着、見学。
14時47分または15時32分のバスに乗って10分で澤井家に到着、見学。
その後京都市内に帰るという流れを予定しています。

夜のご予定が無い方は、少し早めの忘年会が出来たらと思います。
もちろん、忘年会のみの参加もOKです。

一休寺は字の通り、とんちの一休さんのお寺です。
しかしそこにある一休禅師の姿はとても可愛くないので、
その辺りのギャップも見所です。
一休さんは茶道と深いつながりがありますし、
このお寺は能とも実は深いつながりがあります。
そしてなによりお庭がとってもきれいで、
京都で5本の指に入る見所のあるお寺だと思っております。

澤井家のほうは、穴場中の穴場でほとんど知られていない古民家です。
市内で町家が流行ですが、ここは昔の農家の古い家で、スケールが大きいです。
文章で説明するより見たほうが早いと思います。
家の専門家の方々に解説してもらい、昔、門跡さん(第一線を退いた皇女)が
住まいしたという豪華なおうちを見学しましょう。
拝観料は2つ合わせて800円です、安い!!

というわけで、11月28日、ふるってご参加ください。

参加希望の方は、こちらから。
26日(金)までにご連絡ください。

樋口

2010/11/02

生物多様性と森のお話

11月1日の放送では、いきもの多様性研究所の小山さんに、
森や、そこに暮らす動物と人間との関わりについてお話していただきました。

最近の熊のの出没の要因など、色々とお話していただきました。
当初は「いきもの多様性」さんのお話ということで、
終始動物の話をされるのかと思っていたところ、
動物が十分に生きるためには多様な植物からなる森が必要と言うことで、
森の話がほとんどでした。
まるで植物を大切にされている方々の意見のようで、植林などのお話でした。

滋賀県最大級のトチ、カツラの巨木が伐採:いきもの多様性研究所blog

動物が生きるためには植物が大切で、エサになる実のなる木などが大切なのですね!
とても納得いたしました。また、木の実は動物に食べられて種がフンとして
排泄されるほうが発芽しやすくなるとのことで、植物にとっても動物が必要なのだそうです。

森って何なんでしょう。
人間のための森、つまりスギやヒノキなどの材木を取るためにつくった
1種類だけの人工林では、えさが無く、熊などの獣が生活しづらいのです。
またスギやヒノキは花を咲かすけれども蜜を出さないので、
ミツバチなどの昆虫もあまり生きることが出来ないそうです。

先日の京都新聞の記事で読んだ、京都大学所有の森での昆虫の数が激減している
という話を思い出しました。

また手入れされなくなった人工林は地面が暗くなり、下草が生えず、
余計に動物たちが棲みづらくなるということ。
最近の熊の里への出没の原因としてよく報道されている
「猛暑による木の実の不作やナラ枯れ」に加え、
大きな要因として、自然の森が人工林に置き換わり、
動物が棲めるような森がなくなっていることが上げられるとのことでした。

いきもの多様性研究所さんから森の話を聞いたこと、
地球のいきものは動物も植物も大いに繋がっていることを
ひしひしと感じることが出来ました。

また機会があれば植林などにも参加してみたいし、
森のことも知っていけたらと思います。

樋口

2010/10/23

梅小路公園・水族館建設の問題点

10月18日の放送では、いきもの多様性研究所の西本さん、小山さんをお招きし、
梅小路公園で進められている水族館の建設の問題点をお話ししていただきました。

“市民の声が届かない現状”

この計画、色々と調べていく内に、市民の意見を言うとすると、
京都市に言えばよいのか、オリックス不動産に言えばいいのか、
よく分からない状況でもあります。
市民の意見はいったいどこが受け皿となってくれるのでしょうか?
それとも意見を聞く窓口はないのでしょうか?

“建設中なのに施設の話し合い”

考える会さん主催の第二回の公開シンポジウム
京都・梅小路公園に水族館?〜生物多様性から考える〜
に参加して分かったことですが、
現在、京都市と京都大学が連携して
「水族館でどんな施設を作るか、どんな研究をするか」
ということを話し合っているそうです。

そういうことは建設が始まる企画段階で
決まっていけないことではないのでしょうか。
むしろそのような意義があるからこそ、
水族館は必要ということになるのではないでしょうか?
もう建設が始まっていますが、これから話し合いとは、
一体どんな建物が建つのでしょうか?
私には研究よりも水族館を作るための話し合い、
水族館を作るための大義名分を探しているように思えます。

素人目では色々と混乱してきましたので、
この問題にに詳しく、また法然院で「梅小路公園の未来を考える会」を
主催されてきましたお二人から、核心となるお話をしていただきました。
10月18日の放送はこちらから。

また来週10月25日(月)、第三回のシンポジウムが開かれますので、
そちらにも是非お越し下さればと思います。

2010年10月25日(月)午後6時30分開演 第3回公開シンポジウム
京都梅小路公園に水族館? 〜『環境教育』から考える〜
環境モデル都市・京都に水族館? ほんまにほんま?

樋口

2010/10/09

「能 隅田川を味わう」を終えて

遅ばせながら、先日のトークショー「能 隅田川を味わう」のご報告をいたします。
当日は25名程度の方にお越しくださいまして、大変盛況でありました。

お話くださった味方先生も袴姿でこられ、男性の袴姿を初めて間近で見たという方も
中にはいらっしゃったのではないかと思います。
ちなみに私も味方先生が袴を着られる姿を見たことがありますが、
するするーっと一瞬でお召しになって、びっくりしました。

私としては、お能というやや高度な文化を、必要以上に簡単・単純にすることなく、
皆に受け入れられ、能愛好者が増えることを祈りましての会だったのですが、
いかがだったでしょうか。  
トークショー後、皆さんから色々と感想を聞いたので、それとともに報告とします。

●編集者の方の感想●
先生のまず一言め、「能は神事、だから難しいです!」というが心に残った。
能は難しい。だから分からなくてもいい、見てるだけでよい。
その辺りをお察しくださったのでしょうか。その感覚を『神事』という言葉で説明した先生。
勉強になりました。

●服飾を学ぶ大学4回生の感想●
能の装束は厳密に決められたものだと思っていたが、実は演者のコーディネートによるという事を知って驚いた。今後の舞台で、選んだ配慮などを考えたい。
能のゆとりの部分を知ってもらえたという事だと思います。
オーケストラの曲が指揮者によって変化するように、幾度も稽古をしているうちに、
それぞれの解釈・感性が取り込まれ、一シテ方の演目が完成するのだと私も思います。
ご自身の専門分野からお能に一歩入っていただいて、嬉しく思います。

●お能、全くの初心者の大学4回生の感想●
とてもユーモアがある先生のお話が楽しかった。トークが面白くて能の世界に引き込まれました。でも急に謡われたときは、驚きました。
味方先生はほんとうに何に関しても分かりやすくお話してくださる先生です。
やはりどんなに素晴しい文化であっても、『良さを上手く伝える』というお仕事、
だれもが出来ることではないと思います。その点、感想を読んで改めて先生を
尊敬いたしました。謡の勢い、素直に驚いてもらって、嬉しく思います。

●お能、全くの初心者のデザイナーの感想●
お能に関して興味がわき、『隅田川』以外もみたくなりました。
先生の幼少期に話が楽しかったです。
この方は後日「廣田鑑賞会能 『三井寺』」にも来てくださりました。嬉しく思います。
表舞台も大変素晴しいですが、幼少期をはじめとする『舞台裏』を知ってこそ、
お能に限らず、文化というものはより一層面白みを増すと思います。
やはりどんなにすごくても、同じ人間だと思います。
赤裸々なお話を聞けたこと、私も幸運に思います。

今回のトークショーで、何かしらそれぞれのお能の「取っ掛かり」を発見してくださった
ことだと思います。元お能初心者の友人が「お能って不思議。似たようなものやのに、
見るたびに感じることが全然違う」と言っておりました。彼女は年に2度ほど、
一緒に見に行く仲なのですが、まさにまさにそうだと思います。難しい分、
見るたびに繊細な感動・発見があって、それが面白さなのではないかと思います。
皆さんがふとしたときに、また能楽堂に足を運んでくだされば…と思います。

樋口





私の友人は、味方さんのお話が面白く、観る前にお能への興味がいっそう高まった
と言っていました。気さくな人柄と、お能への熱い思いがひしひしと伝わってきました。
お話のあとの懇親会でもたくさんお話くださり、参加された方からの質問にも
一つひとつ丁寧に答えてくださいました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



さて次回、第4回の2025年の京都カフェは、11月28日(日)に、市内から少し離れますが、
京田辺市の澤井家住宅を見学に行きます。
上方探索倶楽部で仲良くなった、建築学校の方々も数名いらっしゃるので、
色々と教えてもらえることを楽しみにしています。

2010/10/01

FM79.7「ふるさと京都、夢・知恵・元気わくわく塾」に出演

先日9月19日、隅田川の会の宣伝もかねて樋口が、ラジオカフェの番組
「ふるさと京都、夢・知恵・元気わくわく塾」に出演させていただきました。
お能に興味を持ったきっかけなど、たっぷりとお話させていただきました。
その時の音源がアップされていますので、下記よりお聴きください。

能「隅田川」を味わう―京町家室町遊子庵
 
Copyright © 2025年の京都 | Theme by BloggerThemes & frostpress | Sponsored by BB Blogging