2011/09/05

町家を残していくには。

今回の収録では「四条京町家」の運営に携わっておられる
滋野浩毅さんにお越しいただきました。
四条京町家は四条西洞院の北側のバス停のちょうど前にある町家です。
ここの町家は4つのNPO法人で管理運営されています。
滋野さんはそのうちの一つを担っていらっしゃいます。

四条京町家のホームページにはイベント情報が多数掲載されており、
一年を通してさまざまなイベントが、行われています。
9月9日までは、早朝6:30〜開放されており、マイボトルを持ち込めば
お茶を入れてもらえるサービスなどが受けられるそうです!
ちなみに樋口がお世話になっております、ラジオカフェの毎朝月曜10時半からの
おはようさんどす」の司会の「京ことばの会」さんは、よくここでイベントをされています。

しかし室町通り周辺は、さすが呉服屋が集まる場所、本当に町家が多いなという印象です。
最近は少なくなってしまってとても残念ですが、京都の主となる四条通りという大きな通りに
町家が残っていることがうれしく思います。祇園祭には郭巨山が町内から出されます。

ラジオではいろいろと楽しい話を聞かせていただきましたが、
私が心に残っていることは運営をする難しさです。
家賃などはもちろんのこと、町家というのは使わないと傷む、
使うと傷むという手のかかる生き物です。
町家は使ってあげないと、そして少しずつ直してあげないと長生きはできません。
洋風の家にはない感覚かと思いますが、そういう「自分の住む場所を手入れする」
という余裕も必要なんだなと思います。町家の掃除というのは洋風の家とは違い
大変な面もありますが、しかし掃除というよりも「手入れ」という感覚でしょうか。
そういう気持ちも大切にしたいと思います。

そのためにはやはり知っていただくということが大切かと思います。
このラジオの放送が、四条京町家を知るきっかけになればうれしく思います。
ぜひ一度四条京町家へお越しください。

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四条京町家
京都市下京区四条通西洞院東入
TEL 075-255-0801
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滋野さんご出演の回はこちらでお聴きいただけます。
 
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