今月のゲストは、樋口・林が通う書道教室の先生でもあり、
日展などで書道家としても活躍されている中岡志織さんでした。
中岡志織さんゲストの放送はこちらからお聴きいただけます。
林は、樋口さんに教室に誘ってもらい、通いはじめてはや1年半。
興味本位ではじめたものの、見よう見まねで書いているようなところがあり、
まだ自分の書きたい文字が書けているとは言えません。。
でも、書道をしているときの、あの空っぽになれるひとときがたまりません。
ひたすら半紙に向き合って、墨を流し込んでいく、静かな時間。
緊張感もありながら、なぜか心がおだやかになるのです。
“書道はいろいろな面から魅力を感じられる芸術”
書道の良さは、かたちの美しさだけでなく、味わい深さだったり、
上手でなくても人の心を打つものだったり、様々。
書道の指導にあたっては、「その人の良いところを引き出す」ことに
気を配っておられるとのこと。1回2時間のおけいこの中で、必ず一度は
褒めてくださるのはそういうことなのかな、とちょっとわかったつもりに
なりました(笑)。もちろん、直したほうがいいところはきっちり言って
くださいますし、自分の良いところ、癖などを的確に伝えてもらえるので
すんなりと理解することができます(理解できるのと書けるのはまた別の
話なんですけれども)。
“はじめてみるまで、書道は近寄りがたい存在だった”
今回は、先生の書道に対する思いや、書道をはじめられたきっかけについても
お聞きしました。お子さんを出産されてから筆を持ったというお話。
子育てに追われる日々の中で、気持ちをニュートラルに持っていける
書道の存在はとてもありがたかったそうです。
そして、書道というと“道”とつくだけあって難しく捉えられがちで、
先生自身もはじめるまでは、命がけでやらなければいけないものと考えて
おられたそう。でもけしてそんなことはなく、どんな人がやっても
“その人なり”のよいひとときをもたらしてくれるものであると、
自分がその世界に触れてはじめて気づかれたとのことでした。
書道や、書家である先生をとても身近に感じることができた今回の収録でした。
来月も引き続き、ゲストに中岡志織さんをお迎えしてお話を伺います。
林
中岡志織さんゲストの放送はこちらからお聴きいただけます。
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