8月7〜9日に開催されていた天若湖アートプロジェクト2010に
ラジオメンバー+お友達で行ってきました。
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天若湖アートプロジェクト2010<あかりがつなぐ記憶>
「あかりがつなぐ記憶」は、日吉ダム・天若湖全体を舞台にした壮大なアートです
8月の夜、2晩だけ、水没した天若集落(約120戸)の家々のあかりが、ダム湖面
に浮かびます
時空を超える幻想的なあかりをぜひ体験してください。
場所:京都府南丹市、日吉ダム周辺
http://amawakaap.exblog.jp/
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期間中は「桂川で遊ぼう」ワークショップや地域の子ども作の足元灯
「あかりのみち」など、光や自然とふれあえる様々な企画がされていました。
さて道中。
向かう先は日吉ダム周辺。
ん?周辺?
どこ???
持ってきた地図もアバウト過ぎて指しているのは道なき道…
地元の方に道を聞いて(それでも迷って)やっと着きました。
ドライバーさん、ごめんね!
それではメインのアートプロジェクト。
水面に青く淡い光が無数に浮かんでいる様子は
ベタな表現ですが、幻想的。
車で湖周を移動したりちょっと歩いたりして色んな角度から見て回りました。
橋の上や木々の奥から眺めていると、周辺の景色と淡い光が色んな表情を見せて
くれました。
最初は単にキレイだなぁと感じていたものが、
地元の方と少しお話して「あそこに小学校があったんや」などなど、
聞いているうちにあの光は幻想なんかじゃなく、
実際に人間の営みがあった場所なんだという思いがしてきました。
考えてみればプロジェクトの目的はいたってシンプル。
「そこに天若集落という人々の暮らしがあったことを知ってほしい」
資料で読むのではなく、模型で見るのではなく、
実際にその場所で人の息づかいを感じる。
そうすることで、すぅーっと体に入ってくる実体験に近い感覚がありました。
このアートプロジェクトの大切さは、そんなところにあるのかも知れません。
移動中にカメラ好きのおっちゃん達と遭遇、
毎年このイベントを撮影しに来ているとのこと。
「イベント主催者さんがキレイに見えるように頑張ってくれているんだから、
わしらはそれをキレイに撮れるように頑張らなあかん。」
というお言葉、色んな楽しみ方がありますね。
最後は林道を1kmほど歩いて湖のふもとまで。
夜風がとっても心地よく夏の夜とは思えない涼しさの中で、
しばし思い思いの時間を過ごしました。
ただ、自然っていいなぁと思うには何かが違う違和感。
対岸には管理棟が煌々としており、私たちはコンクリートの上。。
ん〜、ダムやもんな。。
多くの方の尽力で運営された天若湖アートプロジェクト2010。
携わった方々と、紹介してくれた下村泰史先生に感謝いたします。
このプロジェクトが来年以降も続けられていくことを願っています。
完山 祐毅
2010/08/22
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2 comments:
はじめて参加しましたが、思っていたよりとても繊細でちいさな光で、すてきでした。
「下流域の人々は、ダムの恩恵を受けながらも、その底に沈んだ村があるということを知らない人が多い。
上流域のことを少しでも思いやることができたら・・・」
公式サイトで主催者のひとり、さとうひさゑさんがおっしゃっていました。
来年はもっと参加者を募って行ってみたいです。
林
偶然私が誘ったドライバーのおばあさんがダムの下に沈んだ家の方でした。
ドライバーも来てびっくりしてました(行き先を伝えるのを忘れたので)
実は身近にいたんですね。
ちなみに先日日吉にいってきました。ちょうど同じ場所を通ったのですが、昼間は清々しくてよい場所でした。
樋口
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