11月28日(日)にカフェ〜遠足編〜をしたいと思います。
この日は京都市内を離れて、京田辺市へ足をのばします。
集合時間と場所:12時20分に近鉄新田辺駅の改札口
12時31分のバス乗車。13時前に一休寺に到着、見学。
14時47分または15時32分のバスに乗って10分で澤井家に到着、見学。
その後京都市内に帰るという流れを予定しています。
夜のご予定が無い方は、少し早めの忘年会が出来たらと思います。
もちろん、忘年会のみの参加もOKです。
一休寺は字の通り、とんちの一休さんのお寺です。
しかしそこにある一休禅師の姿はとても可愛くないので、
その辺りのギャップも見所です。
一休さんは茶道と深いつながりがありますし、
このお寺は能とも実は深いつながりがあります。
そしてなによりお庭がとってもきれいで、
京都で5本の指に入る見所のあるお寺だと思っております。
澤井家のほうは、穴場中の穴場でほとんど知られていない古民家です。
市内で町家が流行ですが、ここは昔の農家の古い家で、スケールが大きいです。
文章で説明するより見たほうが早いと思います。
家の専門家の方々に解説してもらい、昔、門跡さん(第一線を退いた皇女)が
住まいしたという豪華なおうちを見学しましょう。
拝観料は2つ合わせて800円です、安い!!
というわけで、11月28日、ふるってご参加ください。
参加希望の方は、こちらから。
26日(金)までにご連絡ください。
樋口
2010/11/24
2010/11/02
生物多様性と森のお話
11月1日の放送では、いきもの多様性研究所の小山さんに、
森や、そこに暮らす動物と人間との関わりについてお話していただきました。
最近の熊のの出没の要因など、色々とお話していただきました。
当初は「いきもの多様性」さんのお話ということで、
終始動物の話をされるのかと思っていたところ、
動物が十分に生きるためには多様な植物からなる森が必要と言うことで、
森の話がほとんどでした。
まるで植物を大切にされている方々の意見のようで、植林などのお話でした。
滋賀県最大級のトチ、カツラの巨木が伐採:いきもの多様性研究所blog
動物が生きるためには植物が大切で、エサになる実のなる木などが大切なのですね!
とても納得いたしました。また、木の実は動物に食べられて種がフンとして
排泄されるほうが発芽しやすくなるとのことで、植物にとっても動物が必要なのだそうです。
森って何なんでしょう。
人間のための森、つまりスギやヒノキなどの材木を取るためにつくった
1種類だけの人工林では、えさが無く、熊などの獣が生活しづらいのです。
またスギやヒノキは花を咲かすけれども蜜を出さないので、
ミツバチなどの昆虫もあまり生きることが出来ないそうです。
先日の京都新聞の記事で読んだ、京都大学所有の森での昆虫の数が激減している
という話を思い出しました。
また手入れされなくなった人工林は地面が暗くなり、下草が生えず、
余計に動物たちが棲みづらくなるということ。
最近の熊の里への出没の原因としてよく報道されている
「猛暑による木の実の不作やナラ枯れ」に加え、
大きな要因として、自然の森が人工林に置き換わり、
動物が棲めるような森がなくなっていることが上げられるとのことでした。
いきもの多様性研究所さんから森の話を聞いたこと、
地球のいきものは動物も植物も大いに繋がっていることを
ひしひしと感じることが出来ました。
また機会があれば植林などにも参加してみたいし、
森のことも知っていけたらと思います。
樋口
森や、そこに暮らす動物と人間との関わりについてお話していただきました。
最近の熊のの出没の要因など、色々とお話していただきました。
当初は「いきもの多様性」さんのお話ということで、
終始動物の話をされるのかと思っていたところ、
動物が十分に生きるためには多様な植物からなる森が必要と言うことで、
森の話がほとんどでした。
まるで植物を大切にされている方々の意見のようで、植林などのお話でした。
滋賀県最大級のトチ、カツラの巨木が伐採:いきもの多様性研究所blog
動物が生きるためには植物が大切で、エサになる実のなる木などが大切なのですね!
とても納得いたしました。また、木の実は動物に食べられて種がフンとして
排泄されるほうが発芽しやすくなるとのことで、植物にとっても動物が必要なのだそうです。
森って何なんでしょう。
人間のための森、つまりスギやヒノキなどの材木を取るためにつくった
1種類だけの人工林では、えさが無く、熊などの獣が生活しづらいのです。
またスギやヒノキは花を咲かすけれども蜜を出さないので、
ミツバチなどの昆虫もあまり生きることが出来ないそうです。
先日の京都新聞の記事で読んだ、京都大学所有の森での昆虫の数が激減している
という話を思い出しました。
また手入れされなくなった人工林は地面が暗くなり、下草が生えず、
余計に動物たちが棲みづらくなるということ。
最近の熊の里への出没の原因としてよく報道されている
「猛暑による木の実の不作やナラ枯れ」に加え、
大きな要因として、自然の森が人工林に置き換わり、
動物が棲めるような森がなくなっていることが上げられるとのことでした。
いきもの多様性研究所さんから森の話を聞いたこと、
地球のいきものは動物も植物も大いに繋がっていることを
ひしひしと感じることが出来ました。
また機会があれば植林などにも参加してみたいし、
森のことも知っていけたらと思います。
樋口
2010/10/23
梅小路公園・水族館建設の問題点
10月18日の放送では、いきもの多様性研究所の西本さん、小山さんをお招きし、
梅小路公園で進められている水族館の建設の問題点をお話ししていただきました。
この計画、色々と調べていく内に、市民の意見を言うとすると、
京都市に言えばよいのか、オリックス不動産に言えばいいのか、
よく分からない状況でもあります。
市民の意見はいったいどこが受け皿となってくれるのでしょうか?
それとも意見を聞く窓口はないのでしょうか?
考える会さん主催の第二回の公開シンポジウム
「京都・梅小路公園に水族館?〜生物多様性から考える〜」
に参加して分かったことですが、
現在、京都市と京都大学が連携して
「水族館でどんな施設を作るか、どんな研究をするか」
ということを話し合っているそうです。
そういうことは建設が始まる企画段階で
決まっていけないことではないのでしょうか。
むしろそのような意義があるからこそ、
水族館は必要ということになるのではないでしょうか?
もう建設が始まっていますが、これから話し合いとは、
一体どんな建物が建つのでしょうか?
私には研究よりも水族館を作るための話し合い、
水族館を作るための大義名分を探しているように思えます。
素人目では色々と混乱してきましたので、
この問題にに詳しく、また法然院で「梅小路公園の未来を考える会」を
主催されてきましたお二人から、核心となるお話をしていただきました。
10月18日の放送はこちらから。
また来週10月25日(月)、第三回のシンポジウムが開かれますので、
そちらにも是非お越し下さればと思います。
樋口
梅小路公園で進められている水族館の建設の問題点をお話ししていただきました。
“市民の声が届かない現状”
この計画、色々と調べていく内に、市民の意見を言うとすると、
京都市に言えばよいのか、オリックス不動産に言えばいいのか、
よく分からない状況でもあります。
市民の意見はいったいどこが受け皿となってくれるのでしょうか?
それとも意見を聞く窓口はないのでしょうか?
“建設中なのに施設の話し合い”
考える会さん主催の第二回の公開シンポジウム
「京都・梅小路公園に水族館?〜生物多様性から考える〜」
に参加して分かったことですが、
現在、京都市と京都大学が連携して
「水族館でどんな施設を作るか、どんな研究をするか」
ということを話し合っているそうです。
そういうことは建設が始まる企画段階で
決まっていけないことではないのでしょうか。
むしろそのような意義があるからこそ、
水族館は必要ということになるのではないでしょうか?
もう建設が始まっていますが、これから話し合いとは、
一体どんな建物が建つのでしょうか?
私には研究よりも水族館を作るための話し合い、
水族館を作るための大義名分を探しているように思えます。
素人目では色々と混乱してきましたので、
この問題にに詳しく、また法然院で「梅小路公園の未来を考える会」を
主催されてきましたお二人から、核心となるお話をしていただきました。
10月18日の放送はこちらから。
また来週10月25日(月)、第三回のシンポジウムが開かれますので、
そちらにも是非お越し下さればと思います。
樋口
2010/10/09
「能 隅田川を味わう」を終えて
遅ばせながら、先日のトークショー「能 隅田川を味わう」のご報告をいたします。
当日は25名程度の方にお越しくださいまして、大変盛況でありました。
お話くださった味方先生も袴姿でこられ、男性の袴姿を初めて間近で見たという方も
中にはいらっしゃったのではないかと思います。
ちなみに私も味方先生が袴を着られる姿を見たことがありますが、
するするーっと一瞬でお召しになって、びっくりしました。
私としては、お能というやや高度な文化を、必要以上に簡単・単純にすることなく、
皆に受け入れられ、能愛好者が増えることを祈りましての会だったのですが、
いかがだったでしょうか。
トークショー後、皆さんから色々と感想を聞いたので、それとともに報告とします。
その辺りをお察しくださったのでしょうか。その感覚を『神事』という言葉で説明した先生。
勉強になりました。
オーケストラの曲が指揮者によって変化するように、幾度も稽古をしているうちに、
それぞれの解釈・感性が取り込まれ、一シテ方の演目が完成するのだと私も思います。
ご自身の専門分野からお能に一歩入っていただいて、嬉しく思います。
やはりどんなに素晴しい文化であっても、『良さを上手く伝える』というお仕事、
だれもが出来ることではないと思います。その点、感想を読んで改めて先生を
尊敬いたしました。謡の勢い、素直に驚いてもらって、嬉しく思います。
表舞台も大変素晴しいですが、幼少期をはじめとする『舞台裏』を知ってこそ、
お能に限らず、文化というものはより一層面白みを増すと思います。
やはりどんなにすごくても、同じ人間だと思います。
赤裸々なお話を聞けたこと、私も幸運に思います。
今回のトークショーで、何かしらそれぞれのお能の「取っ掛かり」を発見してくださった
ことだと思います。元お能初心者の友人が「お能って不思議。似たようなものやのに、
見るたびに感じることが全然違う」と言っておりました。彼女は年に2度ほど、
一緒に見に行く仲なのですが、まさにまさにそうだと思います。難しい分、
見るたびに繊細な感動・発見があって、それが面白さなのではないかと思います。
皆さんがふとしたときに、また能楽堂に足を運んでくだされば…と思います。
樋口
私の友人は、味方さんのお話が面白く、観る前にお能への興味がいっそう高まった
と言っていました。気さくな人柄と、お能への熱い思いがひしひしと伝わってきました。
お話のあとの懇親会でもたくさんお話くださり、参加された方からの質問にも
一つひとつ丁寧に答えてくださいました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
林
当日は25名程度の方にお越しくださいまして、大変盛況でありました。
お話くださった味方先生も袴姿でこられ、男性の袴姿を初めて間近で見たという方も
中にはいらっしゃったのではないかと思います。
ちなみに私も味方先生が袴を着られる姿を見たことがありますが、
するするーっと一瞬でお召しになって、びっくりしました。
私としては、お能というやや高度な文化を、必要以上に簡単・単純にすることなく、
皆に受け入れられ、能愛好者が増えることを祈りましての会だったのですが、
いかがだったでしょうか。
トークショー後、皆さんから色々と感想を聞いたので、それとともに報告とします。
●編集者の方の感想●
先生のまず一言め、「能は神事、だから難しいです!」というが心に残った。
能は難しい。だから分からなくてもいい、見てるだけでよい。先生のまず一言め、「能は神事、だから難しいです!」というが心に残った。
その辺りをお察しくださったのでしょうか。その感覚を『神事』という言葉で説明した先生。
勉強になりました。
●服飾を学ぶ大学4回生の感想●
能の装束は厳密に決められたものだと思っていたが、実は演者のコーディネートによるという事を知って驚いた。今後の舞台で、選んだ配慮などを考えたい。
能のゆとりの部分を知ってもらえたという事だと思います。能の装束は厳密に決められたものだと思っていたが、実は演者のコーディネートによるという事を知って驚いた。今後の舞台で、選んだ配慮などを考えたい。
オーケストラの曲が指揮者によって変化するように、幾度も稽古をしているうちに、
それぞれの解釈・感性が取り込まれ、一シテ方の演目が完成するのだと私も思います。
ご自身の専門分野からお能に一歩入っていただいて、嬉しく思います。
●お能、全くの初心者の大学4回生の感想●
とてもユーモアがある先生のお話が楽しかった。トークが面白くて能の世界に引き込まれました。でも急に謡われたときは、驚きました。
味方先生はほんとうに何に関しても分かりやすくお話してくださる先生です。とてもユーモアがある先生のお話が楽しかった。トークが面白くて能の世界に引き込まれました。でも急に謡われたときは、驚きました。
やはりどんなに素晴しい文化であっても、『良さを上手く伝える』というお仕事、
だれもが出来ることではないと思います。その点、感想を読んで改めて先生を
尊敬いたしました。謡の勢い、素直に驚いてもらって、嬉しく思います。
●お能、全くの初心者のデザイナーの感想●
お能に関して興味がわき、『隅田川』以外もみたくなりました。
先生の幼少期に話が楽しかったです。
この方は後日「廣田鑑賞会能 『三井寺』」にも来てくださりました。嬉しく思います。お能に関して興味がわき、『隅田川』以外もみたくなりました。
先生の幼少期に話が楽しかったです。
表舞台も大変素晴しいですが、幼少期をはじめとする『舞台裏』を知ってこそ、
お能に限らず、文化というものはより一層面白みを増すと思います。
やはりどんなにすごくても、同じ人間だと思います。
赤裸々なお話を聞けたこと、私も幸運に思います。
今回のトークショーで、何かしらそれぞれのお能の「取っ掛かり」を発見してくださった
ことだと思います。元お能初心者の友人が「お能って不思議。似たようなものやのに、
見るたびに感じることが全然違う」と言っておりました。彼女は年に2度ほど、
一緒に見に行く仲なのですが、まさにまさにそうだと思います。難しい分、
見るたびに繊細な感動・発見があって、それが面白さなのではないかと思います。
皆さんがふとしたときに、また能楽堂に足を運んでくだされば…と思います。
樋口
私の友人は、味方さんのお話が面白く、観る前にお能への興味がいっそう高まった
と言っていました。気さくな人柄と、お能への熱い思いがひしひしと伝わってきました。
お話のあとの懇親会でもたくさんお話くださり、参加された方からの質問にも
一つひとつ丁寧に答えてくださいました。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
林
2010/10/01
FM79.7「ふるさと京都、夢・知恵・元気わくわく塾」に出演
先日9月19日、隅田川の会の宣伝もかねて樋口が、ラジオカフェの番組
「ふるさと京都、夢・知恵・元気わくわく塾」に出演させていただきました。
お能に興味を持ったきっかけなど、たっぷりとお話させていただきました。
その時の音源がアップされていますので、下記よりお聴きください。
能「隅田川」を味わう―京町家室町遊子庵
「ふるさと京都、夢・知恵・元気わくわく塾」に出演させていただきました。
お能に興味を持ったきっかけなど、たっぷりとお話させていただきました。
その時の音源がアップされていますので、下記よりお聴きください。
能「隅田川」を味わう―京町家室町遊子庵
2010/09/20
ボンズカフェに出演します
9/30追記----------------------------------------------------
先日出演させていただいた回の音源と写真が、
ボンズカフェさんのブログにアップされています。
------------------------------------------------------------
9月21日の22時から23時、FM79.7ラジオカフェの番組「京都三条ボンズカフェ」に
24日の「能 隅田川を味わう」の宣伝もかねて、樋口がゲスト出演することになりました。
上記リンク右下より、インターネットで生放送の視聴もできますので、
みなさまよろしければお聞きください。
この番組をされている梶田さんが貫主を務める法然院さんには、
私たちも梅小路公園の未来を考える会の会場としてよく訪れています。
ご存知の方も多いかと思いますが、山際に建つ、緑の多い良いお寺です。
機会がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか。
2010/09/07
能「隅田川」を味わう
9/23追記----------------------------------------------------
遊子庵さんの場所の表記を間違えていました。
ただしくは「室町御池上ル西側」です。大変申し訳ありません!
明日いらっしゃる方は、お間違いないようお願いいたします。
------------------------------------------------------------
秋暑厳しい日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて今月、3回目の「2025年の京都カフェ」の詳細が決定いたしましたので
お知らせいたします。
今回は観世流シテ方の(シテというのは主役という意味です。
お能は主役をする人、相手役をする人というのが修行やおうちで決まりますので)
味方 玄(しずか)先生をお招きし、先生が10月23日に舞われます能「隅田川」を中心に、
能の味わい方をお話いただこうと思います。
今回は先生のご好意もありまして、券も大変お安く設定していただきました。
先生にじきじきに話してもらい、そして能を観るという機会、普段はこのような
お値段ではありませんので、是非一度お越しくださればと思います。
○ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
平成22年9月24日(金)19:00より
京町家室町 遊子庵にて
[室町御池上ル西側・地下鉄「烏丸御池」北西側出口より徒歩3分]
参加費:3,000円(軽食代・10/23能鑑賞代込)
※10/23鑑賞されないという方は、ご相談ください。
お申し込みはこちらから。
○ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
能愛好者のひぐちから申しますと、能とはいきなり観て分かるものではありません。
それが難しいというのではなく、「そういうもの」なのです。その代わり、
新しいものがバンバン出来るというわけでもないので、同じものを何度も味わう
という感覚ともいえると思います。
下手な例をあげるとすると、百人一首を何十年も楽しむ人がいるとか…、
もっと俗な例を言いますと、お気に入りのマンガは何回読んでも、ストーリーを覚えても、
読むたびに楽しいという感覚かと思います。
閑話休題、能とはそういうもので、先に種明かしをしてもらったほうが良いのです。
ストーリーなんて覚えるどころか、単純すぎて覚えるうちにも入らないといったほうが
いいと思います。そして能は、いくら他人が明かしたからと言って、
自分の解釈、想像の余地は無限にあるものだと思います。
色々と勝手なことを申しましたが、9月24日(金)、是非お越しくださいませ。
味方先生も今の能楽会で若手として東京を始め、京都、関西でも人気な先生です。
荒々しい舞が魅力な物腰やわらかなお茶目な先生です。
またご都合のつく方、是非是非10月23日(土)も足をお運びください。
お申し込みはこちらからお願いいたします。
2010/08/22
天若湖アートプロジェクト “あかりがつなぐ記憶”
8月7〜9日に開催されていた天若湖アートプロジェクト2010に
ラジオメンバー+お友達で行ってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天若湖アートプロジェクト2010<あかりがつなぐ記憶>
「あかりがつなぐ記憶」は、日吉ダム・天若湖全体を舞台にした壮大なアートです
8月の夜、2晩だけ、水没した天若集落(約120戸)の家々のあかりが、ダム湖面
に浮かびます
時空を超える幻想的なあかりをぜひ体験してください。
場所:京都府南丹市、日吉ダム周辺
http://amawakaap.exblog.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
期間中は「桂川で遊ぼう」ワークショップや地域の子ども作の足元灯
「あかりのみち」など、光や自然とふれあえる様々な企画がされていました。
さて道中。
向かう先は日吉ダム周辺。
ん?周辺?
どこ???
持ってきた地図もアバウト過ぎて指しているのは道なき道…
地元の方に道を聞いて(それでも迷って)やっと着きました。
ドライバーさん、ごめんね!
それではメインのアートプロジェクト。
水面に青く淡い光が無数に浮かんでいる様子は
ベタな表現ですが、幻想的。
車で湖周を移動したりちょっと歩いたりして色んな角度から見て回りました。
橋の上や木々の奥から眺めていると、周辺の景色と淡い光が色んな表情を見せて
くれました。
最初は単にキレイだなぁと感じていたものが、
地元の方と少しお話して「あそこに小学校があったんや」などなど、
聞いているうちにあの光は幻想なんかじゃなく、
実際に人間の営みがあった場所なんだという思いがしてきました。
考えてみればプロジェクトの目的はいたってシンプル。
「そこに天若集落という人々の暮らしがあったことを知ってほしい」
資料で読むのではなく、模型で見るのではなく、
実際にその場所で人の息づかいを感じる。
そうすることで、すぅーっと体に入ってくる実体験に近い感覚がありました。
このアートプロジェクトの大切さは、そんなところにあるのかも知れません。
移動中にカメラ好きのおっちゃん達と遭遇、
毎年このイベントを撮影しに来ているとのこと。
「イベント主催者さんがキレイに見えるように頑張ってくれているんだから、
わしらはそれをキレイに撮れるように頑張らなあかん。」
というお言葉、色んな楽しみ方がありますね。
最後は林道を1kmほど歩いて湖のふもとまで。
夜風がとっても心地よく夏の夜とは思えない涼しさの中で、
しばし思い思いの時間を過ごしました。
ただ、自然っていいなぁと思うには何かが違う違和感。
対岸には管理棟が煌々としており、私たちはコンクリートの上。。
ん〜、ダムやもんな。。
多くの方の尽力で運営された天若湖アートプロジェクト2010。
携わった方々と、紹介してくれた下村泰史先生に感謝いたします。
このプロジェクトが来年以降も続けられていくことを願っています。
完山 祐毅
ラジオメンバー+お友達で行ってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天若湖アートプロジェクト2010<あかりがつなぐ記憶>
「あかりがつなぐ記憶」は、日吉ダム・天若湖全体を舞台にした壮大なアートです
8月の夜、2晩だけ、水没した天若集落(約120戸)の家々のあかりが、ダム湖面
に浮かびます
時空を超える幻想的なあかりをぜひ体験してください。
場所:京都府南丹市、日吉ダム周辺
http://amawakaap.exblog.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
期間中は「桂川で遊ぼう」ワークショップや地域の子ども作の足元灯
「あかりのみち」など、光や自然とふれあえる様々な企画がされていました。
さて道中。
向かう先は日吉ダム周辺。
ん?周辺?
どこ???
持ってきた地図もアバウト過ぎて指しているのは道なき道…
地元の方に道を聞いて(それでも迷って)やっと着きました。
ドライバーさん、ごめんね!
それではメインのアートプロジェクト。
水面に青く淡い光が無数に浮かんでいる様子は
ベタな表現ですが、幻想的。
車で湖周を移動したりちょっと歩いたりして色んな角度から見て回りました。
橋の上や木々の奥から眺めていると、周辺の景色と淡い光が色んな表情を見せて
くれました。
最初は単にキレイだなぁと感じていたものが、
地元の方と少しお話して「あそこに小学校があったんや」などなど、
聞いているうちにあの光は幻想なんかじゃなく、
実際に人間の営みがあった場所なんだという思いがしてきました。
考えてみればプロジェクトの目的はいたってシンプル。
「そこに天若集落という人々の暮らしがあったことを知ってほしい」
資料で読むのではなく、模型で見るのではなく、
実際にその場所で人の息づかいを感じる。
そうすることで、すぅーっと体に入ってくる実体験に近い感覚がありました。
このアートプロジェクトの大切さは、そんなところにあるのかも知れません。
移動中にカメラ好きのおっちゃん達と遭遇、
毎年このイベントを撮影しに来ているとのこと。
「イベント主催者さんがキレイに見えるように頑張ってくれているんだから、
わしらはそれをキレイに撮れるように頑張らなあかん。」
というお言葉、色んな楽しみ方がありますね。
最後は林道を1kmほど歩いて湖のふもとまで。
夜風がとっても心地よく夏の夜とは思えない涼しさの中で、
しばし思い思いの時間を過ごしました。
ただ、自然っていいなぁと思うには何かが違う違和感。
対岸には管理棟が煌々としており、私たちはコンクリートの上。。
ん〜、ダムやもんな。。
多くの方の尽力で運営された天若湖アートプロジェクト2010。
携わった方々と、紹介してくれた下村泰史先生に感謝いたします。
このプロジェクトが来年以降も続けられていくことを願っています。
完山 祐毅
2010/08/17
肌で感じること、大切にすること
8月16日放送分では昔ながらの楽しみ方を考え、
日々実践しておられる加藤わこさんに来ていただきました。
→加藤わこさんについての詳しい情報はこちらを〈加藤わこ三度笠書簡〉
冒頭は「ほんとの自然との関わり方」について
ご自身の体験された驚きのこどもキャンプについてからお話ししてくださいました。
要旨は「本物の自然に出会う場がどんどん減っているね」
「本物に触れないと、愛着って沸かないよね」
「水族館で見る生態を見て、愛着がわくのか、教育になるのか?」
というあたりだったのですが、6分では伝え切れなかったこと、
オフレコで心に留まった言葉があるので、それを少々記します。
“ケガをしたっていいんじゃない?スリルも楽しみの1つじゃない?”
まず林と樋口が驚いたのが、大人たちによって囲われた川の中で遊ぶということ。
このキャンプの目的は「安全に何事もなく楽しむ」ということで、こどもは絶対に
ケガをしてはいけない(させてはいけない)らしいです。
囲いから出ようとした子がいたら、厳しく怒られるとか。
私たちはすでにここに疑問が。私たちが体験したキャンプって、元気のいい子の半分は
大なり小なりケガをしていたんじゃないでしょうか。絆創膏はみんな持参だったし、
言葉にはしませんがある意味では擦り傷程度の負傷は、前提だったのではないでしょうか。
そのうちにちょっと大きなケガをした子が出てきて、すると少し大きな絆創膏を
持ってきた女の子が活躍することがあって…という光景が思い出されます。
私も男の子とやんちゃに遊ぶ子どもだったので、かすり傷や打ち身は負って当たり前
という感覚だったように思います。そもそも危険な岩場を歩いたり、髪の毛に草が
いっぱいつくようなところをくぐったりするのが楽しかったのではないでしょうか?
林が「キャンプはそういうスリルが楽しいよね。あと、海外旅行なんて行けば
トラブルなしのほうが珍しいし……。」と言っていました。まさにそうですよね。
自然の寛大なスリルで楽しむことと、外国でのヒヤッとする危険を乗り越えること。
全く同じだとは思いませんが、通じるものはあるかもしれません。
社会に出れば出るほど、スリルどころか危険に遭遇することは増えるでしょう。
子どもが元気で乗り越えられるケガくらいは、大目に見てほしいと思います。
それをたくましいね!ってほめてあげてほしいです。むしろあまり大切に
育てすぎてしまうと、弱い大人になってしまいそうです。
“ほんとの自然と出会うこと。研ぎ澄ませて遊ぶこと”
そして話は及んで、ものを愛するということについて。
大人によって囲われた川は、こども達にとってどんな「川」に映るのでしょうか?
私ははっきり言って、それを「川」って言ってほしくありません。
わこさんも林も同意見でした。
川というのは、緩やかな流れがあったり、深みがあったり、急に冷たい水の流れが
あったり、静かな水面で石をひっくり返すと変な魚がいたり…その他色々。
ちょっとした緊張の中、発見だらけで五感を働かせて遊べるところが川だと思います。
また「キャンプで汚れた食器を洗うとき、合成洗剤はダメでしょう。川が汚れるし
第一、洗剤は自然のものではありません。砂で洗おうよ、十分きれいになるし、
自然にも優しいよ」という、わこさん。
まさにそうですよね。せっかく大自然の中にいるんだから、油汚れを洗剤とスポンジで
ゴシゴシ…という台所とは違う炊事をしたいです。そしてそうすることで洗剤の怖さや
川を大切にする気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
山にいろんなものを持ち込んで、その中で町の生活をすることは
「自然を体験すること」ではありません。自然の雄大さを感じながら、
人間の小ささを知りながら、1日を生きてみる。大きな準備は必要ないと思います。
できるだけ自然に合わせて過ごすことが自然を体験することではないでしょうか。
“愛するとき。そのもののことを真剣に考えられるとき”
そして話はものとの関わり方から愛することについて。
なんでも本物に触れていなければ、そのもののことを大切に考えることは出来ない
という話になりました。
つまり本物の自然に触れていなければ本当に自然を知ったとはいえないし、
本当に知らないものをこころから愛することは出来ないということです。
先ほどの話で言えば、囲われた川の中で遊んだ子は、川の生き物や水のことを
真剣に考えられるか…ということです。
そのものとじかに触れ合っていないと、うわべだけではなく心から愛することは出来ないし、
そのためになにか行動するということもできないのではないかということです。
これは自然だけではなく、街についても言えることです。
わこさん曰く、「車で通りすぎる街を愛することが出来ますか?道を歩くからこそ、
街に愛着がわくのではないですか?結局じかに触れて愛するということは、
お金もかかりませんが、とても地道なことなんです」と。
たしかにそうですよね。キャンプでも、連れて行ってもらったきれいな場所よりも、
自分で見つけた石の下の昆虫の住処のほうがドキドキします。
街でも教えてもらった場所よりも、自分で発見した場所の方が特別な気がします。
つまりはゆっくりでも地道に触れ合っていくことが、
そのものを愛するための一番の特効薬ということです。
それが明日、自然を守るため、街を元気にするための第一歩となるということでしょうか。
……考えさせられます。
「歩くまち京都」。まさにそうですよね。
かたや「内陸型水族館」……。考えさせられます……。
とりあえず、五感を研ぎ澄ませて街をあるいてみますか。
なにか発見があるかもしれない!!
それではわこさん、ありがとうございました。
樋口
日々実践しておられる加藤わこさんに来ていただきました。
→加藤わこさんについての詳しい情報はこちらを〈加藤わこ三度笠書簡〉
冒頭は「ほんとの自然との関わり方」について
ご自身の体験された驚きのこどもキャンプについてからお話ししてくださいました。
要旨は「本物の自然に出会う場がどんどん減っているね」
「本物に触れないと、愛着って沸かないよね」
「水族館で見る生態を見て、愛着がわくのか、教育になるのか?」
というあたりだったのですが、6分では伝え切れなかったこと、
オフレコで心に留まった言葉があるので、それを少々記します。
“ケガをしたっていいんじゃない?スリルも楽しみの1つじゃない?”
まず林と樋口が驚いたのが、大人たちによって囲われた川の中で遊ぶということ。
このキャンプの目的は「安全に何事もなく楽しむ」ということで、こどもは絶対に
ケガをしてはいけない(させてはいけない)らしいです。
囲いから出ようとした子がいたら、厳しく怒られるとか。
私たちはすでにここに疑問が。私たちが体験したキャンプって、元気のいい子の半分は
大なり小なりケガをしていたんじゃないでしょうか。絆創膏はみんな持参だったし、
言葉にはしませんがある意味では擦り傷程度の負傷は、前提だったのではないでしょうか。
そのうちにちょっと大きなケガをした子が出てきて、すると少し大きな絆創膏を
持ってきた女の子が活躍することがあって…という光景が思い出されます。
私も男の子とやんちゃに遊ぶ子どもだったので、かすり傷や打ち身は負って当たり前
という感覚だったように思います。そもそも危険な岩場を歩いたり、髪の毛に草が
いっぱいつくようなところをくぐったりするのが楽しかったのではないでしょうか?
林が「キャンプはそういうスリルが楽しいよね。あと、海外旅行なんて行けば
トラブルなしのほうが珍しいし……。」と言っていました。まさにそうですよね。
自然の寛大なスリルで楽しむことと、外国でのヒヤッとする危険を乗り越えること。
全く同じだとは思いませんが、通じるものはあるかもしれません。
社会に出れば出るほど、スリルどころか危険に遭遇することは増えるでしょう。
子どもが元気で乗り越えられるケガくらいは、大目に見てほしいと思います。
それをたくましいね!ってほめてあげてほしいです。むしろあまり大切に
育てすぎてしまうと、弱い大人になってしまいそうです。
“ほんとの自然と出会うこと。研ぎ澄ませて遊ぶこと”
そして話は及んで、ものを愛するということについて。
大人によって囲われた川は、こども達にとってどんな「川」に映るのでしょうか?
私ははっきり言って、それを「川」って言ってほしくありません。
わこさんも林も同意見でした。
川というのは、緩やかな流れがあったり、深みがあったり、急に冷たい水の流れが
あったり、静かな水面で石をひっくり返すと変な魚がいたり…その他色々。
ちょっとした緊張の中、発見だらけで五感を働かせて遊べるところが川だと思います。
また「キャンプで汚れた食器を洗うとき、合成洗剤はダメでしょう。川が汚れるし
第一、洗剤は自然のものではありません。砂で洗おうよ、十分きれいになるし、
自然にも優しいよ」という、わこさん。
まさにそうですよね。せっかく大自然の中にいるんだから、油汚れを洗剤とスポンジで
ゴシゴシ…という台所とは違う炊事をしたいです。そしてそうすることで洗剤の怖さや
川を大切にする気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
山にいろんなものを持ち込んで、その中で町の生活をすることは
「自然を体験すること」ではありません。自然の雄大さを感じながら、
人間の小ささを知りながら、1日を生きてみる。大きな準備は必要ないと思います。
できるだけ自然に合わせて過ごすことが自然を体験することではないでしょうか。
“愛するとき。そのもののことを真剣に考えられるとき”
そして話はものとの関わり方から愛することについて。
なんでも本物に触れていなければ、そのもののことを大切に考えることは出来ない
という話になりました。
つまり本物の自然に触れていなければ本当に自然を知ったとはいえないし、
本当に知らないものをこころから愛することは出来ないということです。
先ほどの話で言えば、囲われた川の中で遊んだ子は、川の生き物や水のことを
真剣に考えられるか…ということです。
そのものとじかに触れ合っていないと、うわべだけではなく心から愛することは出来ないし、
そのためになにか行動するということもできないのではないかということです。
これは自然だけではなく、街についても言えることです。
わこさん曰く、「車で通りすぎる街を愛することが出来ますか?道を歩くからこそ、
街に愛着がわくのではないですか?結局じかに触れて愛するということは、
お金もかかりませんが、とても地道なことなんです」と。
たしかにそうですよね。キャンプでも、連れて行ってもらったきれいな場所よりも、
自分で見つけた石の下の昆虫の住処のほうがドキドキします。
街でも教えてもらった場所よりも、自分で発見した場所の方が特別な気がします。
つまりはゆっくりでも地道に触れ合っていくことが、
そのものを愛するための一番の特効薬ということです。
それが明日、自然を守るため、街を元気にするための第一歩となるということでしょうか。
……考えさせられます。
「歩くまち京都」。まさにそうですよね。
かたや「内陸型水族館」……。考えさせられます……。
とりあえず、五感を研ぎ澄ませて街をあるいてみますか。
なにか発見があるかもしれない!!
それではわこさん、ありがとうございました。
樋口
2010/08/07
水族館シンポジウムの感想+α
第17回の放送で、梅小路公園の未来を考える会さん主催のシンポジウムに参加して
特に心に残ったことを少しだけお話しました。とても濃い内容でしたので、
短い時間の中で伝えきれなかったお話がまだまだありました。もう少しだけ。
(第17回のラジオの放送はこちらから)
考える会の主催者のお一人、法然院の梶田さんが合間にされた短いお話。
『法然院(森のセンター)では、毎年ムササビの観察会をしていますが、
毎回ムササビが観られるというわけではないのです。
観られないこともある。それが自然というものなのです』
子どもたちに(大人にも、ですが)動物園や水族館に行けばいつでも観られる、
でもそれが当たり前だと思ってほしくないな、ということです。
動物だっていきものです。こちらが観たい!と思ってもその通りにしてくれるとは
限りません。でもショーのように「行けば観られる」という考え方だと
本当の自然がわかったとは言えないのではないでしょうか。
また、それにつながるのですが、中村桂子さん(JT生命誌研究館館長)のお話で、
『(いのちの輝きとは・・・という話からの流れで)いのちっていうと、
輝きや美しさという部分だけではないんですね。そもそも、生きるということは、
めんどうなことを受け入れることで、でも今の時代、苦労せずともなんでも
ボタン一つで出来てしまうことが多いですね・・・』
テレビのリモコンにしろ、全自動洗濯機にしろ、ボタンを押せば
すぐさまやりたいことができてしまう、便利な世の中になりました。
そういった便利な機能を使うことで、その分、他のことに時間を回せるといえば
良いことにも感じられますが、それは「手抜き」をしているとも言えるのです。
何の努力をせずとも豊かさ・楽しみを得られる。そんなことが当たり前の世の中に
なっているのではないでしょうか。もちろんそれを全否定するわけではありませんが。
そういった社会のなかで、水族館や動物園が求められているような気もします。
めんどうなことも多いですが、そこで思考停止に陥らずに、
みんなでいい方法を考えていきましょう。と水族館の話につながりました。
また、中村さんは動物園や水族館で非日常的な動物に触れる前に、
自分の身近にいるいきもの、昆虫や植物などをじっくり観察することも
大事だとおっしゃっていました。
そういった身近のなんてことないものを大切に見守ることのほうが
「いのちの大切さ」を実感できるような気もしますね。
ゴリラの研究者である山極寿一さんは、動物園についてのお話も。
動物園はできてからしばらく動物の収容施設でした。
動物にとって居心地のよい場所を作ろうとしたのは100年以上経ってから。
ゴリラも飼育しはじめてから子どもを産める環境になるのに100年かかりました。
水族館は動物を訓練させてショーとして魅せる、まだその域から出ていません。
環境や生物多様性などに配慮を見せる京都という都市に新たに水族館をつくるなら、
ものすごい覚悟の上でやらなければならないでしょう。
また、ショーというものは、見る側に誤解を与えやすいものです。
テレビなどで放送される動物を擬人化したようなものでも、
誤った情報を流していることがあります。
‥‥‥‥‥‥
梶田さんのムササビの話で思い出しました。以前カナダのイエローナイフという町へ
オーロラを観に行くツアーに参加しました。イエローナイフはオーロラが見える町として
世界的に有名なところです。
オーロラを観るツアーですから、いちばんの目的は「オーロラ」です。
でも、オーロラは自然現象です。太陽から飛んでくる粒子が、地球の周りを囲む大気圏で
酸素などとぶつかり、いろいろな色で発光します。当然のことながら、条件が揃わないと
観られないこともあります。
お金を払っていくからにはなんとしても観たいと思うものですが、ツアー3日間の設定で
観られずに帰らなければならないこともあるそうです。もちろんツアーの概要にも
免責として「観られないこともある」と書いてあります。
私の行ったときは運よく観られましたが、観られなかったらなんだか納得いきませんよね。
でも、それが自然なのです。思うようにはならないから、自然なのですね。
そう思うと、人間も自然の一部。人を思うように動かしたいと思ってもそうはいかない、
それも納得できる気が。
林
特に心に残ったことを少しだけお話しました。とても濃い内容でしたので、
短い時間の中で伝えきれなかったお話がまだまだありました。もう少しだけ。
(第17回のラジオの放送はこちらから)
考える会の主催者のお一人、法然院の梶田さんが合間にされた短いお話。
『法然院(森のセンター)では、毎年ムササビの観察会をしていますが、
毎回ムササビが観られるというわけではないのです。
観られないこともある。それが自然というものなのです』
子どもたちに(大人にも、ですが)動物園や水族館に行けばいつでも観られる、
でもそれが当たり前だと思ってほしくないな、ということです。
動物だっていきものです。こちらが観たい!と思ってもその通りにしてくれるとは
限りません。でもショーのように「行けば観られる」という考え方だと
本当の自然がわかったとは言えないのではないでしょうか。
また、それにつながるのですが、中村桂子さん(JT生命誌研究館館長)のお話で、
『(いのちの輝きとは・・・という話からの流れで)いのちっていうと、
輝きや美しさという部分だけではないんですね。そもそも、生きるということは、
めんどうなことを受け入れることで、でも今の時代、苦労せずともなんでも
ボタン一つで出来てしまうことが多いですね・・・』
テレビのリモコンにしろ、全自動洗濯機にしろ、ボタンを押せば
すぐさまやりたいことができてしまう、便利な世の中になりました。
そういった便利な機能を使うことで、その分、他のことに時間を回せるといえば
良いことにも感じられますが、それは「手抜き」をしているとも言えるのです。
何の努力をせずとも豊かさ・楽しみを得られる。そんなことが当たり前の世の中に
なっているのではないでしょうか。もちろんそれを全否定するわけではありませんが。
そういった社会のなかで、水族館や動物園が求められているような気もします。
めんどうなことも多いですが、そこで思考停止に陥らずに、
みんなでいい方法を考えていきましょう。と水族館の話につながりました。
また、中村さんは動物園や水族館で非日常的な動物に触れる前に、
自分の身近にいるいきもの、昆虫や植物などをじっくり観察することも
大事だとおっしゃっていました。
そういった身近のなんてことないものを大切に見守ることのほうが
「いのちの大切さ」を実感できるような気もしますね。
ゴリラの研究者である山極寿一さんは、動物園についてのお話も。
動物園はできてからしばらく動物の収容施設でした。
動物にとって居心地のよい場所を作ろうとしたのは100年以上経ってから。
ゴリラも飼育しはじめてから子どもを産める環境になるのに100年かかりました。
水族館は動物を訓練させてショーとして魅せる、まだその域から出ていません。
環境や生物多様性などに配慮を見せる京都という都市に新たに水族館をつくるなら、
ものすごい覚悟の上でやらなければならないでしょう。
また、ショーというものは、見る側に誤解を与えやすいものです。
テレビなどで放送される動物を擬人化したようなものでも、
誤った情報を流していることがあります。
‥‥‥‥‥‥
梶田さんのムササビの話で思い出しました。以前カナダのイエローナイフという町へ
オーロラを観に行くツアーに参加しました。イエローナイフはオーロラが見える町として
世界的に有名なところです。
オーロラを観るツアーですから、いちばんの目的は「オーロラ」です。
でも、オーロラは自然現象です。太陽から飛んでくる粒子が、地球の周りを囲む大気圏で
酸素などとぶつかり、いろいろな色で発光します。当然のことながら、条件が揃わないと
観られないこともあります。
お金を払っていくからにはなんとしても観たいと思うものですが、ツアー3日間の設定で
観られずに帰らなければならないこともあるそうです。もちろんツアーの概要にも
免責として「観られないこともある」と書いてあります。
私の行ったときは運よく観られましたが、観られなかったらなんだか納得いきませんよね。
でも、それが自然なのです。思うようにはならないから、自然なのですね。
そう思うと、人間も自然の一部。人を思うように動かしたいと思ってもそうはいかない、
それも納得できる気が。
林
2010/07/28
天若湖アートプロジェクト2010
ラジオにも出演してくださった、京都造形芸術大学の下村泰史さんから
ご案内いただいたイベントの詳細です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天若湖アートプロジェクト2010<あかりがつなぐ記憶>開催のご案内
「あかりがつなぐ記憶」は、日吉ダム・天若湖全体を舞台にした壮大なアートです
8月の夜、2晩だけ、水没した天若集落(約120戸)の家々のあかりが、ダム湖面に浮かびます
時空を超える幻想的なあかりをぜひ体験してください。
日時:8月7日(土)、8月8日(日)2晩、日没から日の出まで
場所:京都府南丹市、日吉ダム周辺
※8月7日(土)、8日(日)はJR日吉駅発着の送迎バス&ガイド付き観覧バスがあります。
※8月7日(土)はJR二条駅発着「あかりがつなぐ記憶ツアー」
http://www.tourland.jp/
もご利用ください。
★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆
【その他の主なプログラム】
○展覧会
1)水の杜展-天若湖アートプロジェクト2005~2010
日時:平成22年8月6日(金)~9日(月)10時から閉館まで※最終日は昼12時まで
場所:スプリングスひよし2Fギャラリー
内容:天若湖アートプロジェクトの紹介を中心に、天若地域の環境、文化に触れる展示をします
2)殿田郵便局ギャラリー「みんなのカッパ展」
日時:8月7日(土)、8月8日(日)13:00~19:00<予定>
場所:旧日吉郵便局
内容:カルティベーション・パートナーズのみなさんによる「カッパ」をテーマにした絵画や
ぬいぐるみなど造形作品の展示をします
○ワークショップ
1)牛乳パックであかりをつくろう
日時:平成22年8月7日(土)
場所:スプリングスひよし2Fギャラリー
内容:ワークショップで作った作品は、夜間「世木林・あかりのみち」で展示します。
2)桂川で遊ぼう!
日時:平成22年8月8日(日)11:00~15:00
場所:桂川河畔(スプリングスひよし歩道橋近傍)
内容:川遊びのエキスパートと一緒にEボート、ストーンペインティングなどを体験します。
(企画協力/摂南大学澤井ゼミ・摂南大学エコシビル部)
※詳細は公式ブログでご確認ください
http://amawakaap.exblog.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主催:天若湖アートプロジェクト実行委員会
お問い合わせはama_art@mac.comまで
ご案内いただいたイベントの詳細です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天若湖アートプロジェクト2010<あかりがつなぐ記憶>開催のご案内
「あかりがつなぐ記憶」は、日吉ダム・天若湖全体を舞台にした壮大なアートです
8月の夜、2晩だけ、水没した天若集落(約120戸)の家々のあかりが、ダム湖面に浮かびます
時空を超える幻想的なあかりをぜひ体験してください。
日時:8月7日(土)、8月8日(日)2晩、日没から日の出まで
場所:京都府南丹市、日吉ダム周辺
※8月7日(土)、8日(日)はJR日吉駅発着の送迎バス&ガイド付き観覧バスがあります。
※8月7日(土)はJR二条駅発着「あかりがつなぐ記憶ツアー」
http://www.tourland.jp/
もご利用ください。
★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆
【その他の主なプログラム】
○展覧会
1)水の杜展-天若湖アートプロジェクト2005~2010
日時:平成22年8月6日(金)~9日(月)10時から閉館まで※最終日は昼12時まで
場所:スプリングスひよし2Fギャラリー
内容:天若湖アートプロジェクトの紹介を中心に、天若地域の環境、文化に触れる展示をします
2)殿田郵便局ギャラリー「みんなのカッパ展」
日時:8月7日(土)、8月8日(日)13:00~19:00<予定>
場所:旧日吉郵便局
内容:カルティベーション・パートナーズのみなさんによる「カッパ」をテーマにした絵画や
ぬいぐるみなど造形作品の展示をします
○ワークショップ
1)牛乳パックであかりをつくろう
日時:平成22年8月7日(土)
場所:スプリングスひよし2Fギャラリー
内容:ワークショップで作った作品は、夜間「世木林・あかりのみち」で展示します。
2)桂川で遊ぼう!
日時:平成22年8月8日(日)11:00~15:00
場所:桂川河畔(スプリングスひよし歩道橋近傍)
内容:川遊びのエキスパートと一緒にEボート、ストーンペインティングなどを体験します。
(企画協力/摂南大学澤井ゼミ・摂南大学エコシビル部)
※詳細は公式ブログでご確認ください
http://amawakaap.exblog.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主催:天若湖アートプロジェクト実行委員会
お問い合わせはama_art@mac.comまで
2010/07/23
祇園祭のレポート
14日、「祇園祭を粋に楽しもう」ということで、
新町・室町周辺の屏風祭りと長江家の町家見学に行ってきました。
18時半集合、五条烏丸に集合し、室町を上がっていきました。
心配していた雨も、土砂降りになることもなく、お天気に感謝です。
屏風祭りとは、新町・室町界隈のおうちが、このときだけ
ご自宅・商店に所蔵する屏風を通りに向かって並べるイベントです。
私たちは道を歩きながら、あっちに行ったり、こっちに行ったりと、
おうちの中に飾ってあります屏風を覗いて歩きます。
さすが呉服屋さん、豪華な振袖の横に大きな屏風が飾ってあり、
またそれがシックで、お互いのよさを引き立たせるものでありました。
いつもは格子がはまっているのですが、この日はそれが取り払われ、
振袖や屏風をじっくり眺めることができました。
本当は四条よりも北の方が屏風飾りはたくさんあるのですが、
しかしそちらのほうに行くとどうしても夜店も増えるし人も増える。
四条を下がった場所のほうがゆっくり見ることが出来るので、
今年は高辻・仏光寺周辺を歩きました。
そしてもう1つお目当てが。今鉾町の有名な町家では、
家の中に入らしてもらえます。料理家として有名な杉本家さんなどです。
私は、今年の春に縁あって花展に寄せていただきました長江家さんに参りました。
杉本家よりも少しこじんまりとしているのですが、
しかしお庭などが風流で、とてもすてきな場所です。
表の部屋で屏風の飾りを聞いているとき、ちょうど向かいの
山のお囃子が始まりました。最初のお囃子の始まりを屏風を
見ながら聞くというのは、なんとも贅沢なことでした。
そして奥には坪庭があります。前に寄せていただいた時は、
晴れた昼過ぎでした。しかし今回は雨降る夕暮れ。
雨に濡れた葉が弱い光に反射してぼんやりとひかり、
またお庭の全体がはっきり見えないことから一層奥行きが感じられました。
一緒したメンバーが、この感じ、いいなと言っていたのが印象的でした。
奥の間も走り廊下も本当にすてきで、メンバーが、
「町家ってこういうことだったんだ。町家のお店ってあるけど、全然ちがう!」
と言っていました。まさにまさに。あれは町家風なのです。
後日談にはなりますが、京都の町家といえば、一体なんだろうか
という話をしていました。色々な答えがありますが、
私は一言で言うならば、「季節感」でしょうと。
私たちが表現すべき季節感とは、ころころ変わります。
7月5日ごろになれば、祇園祭の賑わいをあらわし、
7月20日になれば、涼めるように表す。
8月になればそろそろ残暑のしつらえを感じ、
お盆を過ぎれば秋を感じるようなものを置く。といいましたところ、
「季節は4つじゃないんだ」という感想をいただきました。
まさにそうだと思います。和菓子でもお軸でも、
72節気というように、戻ったり、いきなりトンと進みつつ、
季節はうつりかわるのですから。
そんなお話が出来ましたこと、ほんとうに感謝しています。
その後は1つくらいは…ということで長刀鉾に行って来ました。
やっぱりにぎわっていますね。さすが長刀さん。
そしてお待ちかねの夕食に。
あいもかわらず共通点がない皆様方ですが、だからこそよいのではないかと思っています。
この日も大変盛り上がりました。またみなさん、色々と活動されているようで、
メンバーさんの活動の紹介などもありました。またこれはブログに宣伝いたします。
それでは次回、楽しみにしています。次回は能の先生をお招きしましょう!
今でいう幻想的な幽玄ではなく、世阿弥の言うさわやかで華やかな幽玄な先生に
お願いするする所存です。では今回もみなさま、ほんとうにありがとうございました。
樋口
新町・室町周辺の屏風祭りと長江家の町家見学に行ってきました。
18時半集合、五条烏丸に集合し、室町を上がっていきました。
心配していた雨も、土砂降りになることもなく、お天気に感謝です。
屏風祭りとは、新町・室町界隈のおうちが、このときだけ
ご自宅・商店に所蔵する屏風を通りに向かって並べるイベントです。
私たちは道を歩きながら、あっちに行ったり、こっちに行ったりと、
おうちの中に飾ってあります屏風を覗いて歩きます。
さすが呉服屋さん、豪華な振袖の横に大きな屏風が飾ってあり、
またそれがシックで、お互いのよさを引き立たせるものでありました。
いつもは格子がはまっているのですが、この日はそれが取り払われ、
振袖や屏風をじっくり眺めることができました。
本当は四条よりも北の方が屏風飾りはたくさんあるのですが、
しかしそちらのほうに行くとどうしても夜店も増えるし人も増える。
四条を下がった場所のほうがゆっくり見ることが出来るので、
今年は高辻・仏光寺周辺を歩きました。
そしてもう1つお目当てが。今鉾町の有名な町家では、
家の中に入らしてもらえます。料理家として有名な杉本家さんなどです。
私は、今年の春に縁あって花展に寄せていただきました長江家さんに参りました。
杉本家よりも少しこじんまりとしているのですが、
しかしお庭などが風流で、とてもすてきな場所です。
表の部屋で屏風の飾りを聞いているとき、ちょうど向かいの
山のお囃子が始まりました。最初のお囃子の始まりを屏風を
見ながら聞くというのは、なんとも贅沢なことでした。
そして奥には坪庭があります。前に寄せていただいた時は、
晴れた昼過ぎでした。しかし今回は雨降る夕暮れ。
雨に濡れた葉が弱い光に反射してぼんやりとひかり、
またお庭の全体がはっきり見えないことから一層奥行きが感じられました。
一緒したメンバーが、この感じ、いいなと言っていたのが印象的でした。
奥の間も走り廊下も本当にすてきで、メンバーが、
「町家ってこういうことだったんだ。町家のお店ってあるけど、全然ちがう!」
と言っていました。まさにまさに。あれは町家風なのです。
後日談にはなりますが、京都の町家といえば、一体なんだろうか
という話をしていました。色々な答えがありますが、
私は一言で言うならば、「季節感」でしょうと。
私たちが表現すべき季節感とは、ころころ変わります。
7月5日ごろになれば、祇園祭の賑わいをあらわし、
7月20日になれば、涼めるように表す。
8月になればそろそろ残暑のしつらえを感じ、
お盆を過ぎれば秋を感じるようなものを置く。といいましたところ、
「季節は4つじゃないんだ」という感想をいただきました。
まさにそうだと思います。和菓子でもお軸でも、
72節気というように、戻ったり、いきなりトンと進みつつ、
季節はうつりかわるのですから。
そんなお話が出来ましたこと、ほんとうに感謝しています。
その後は1つくらいは…ということで長刀鉾に行って来ました。
やっぱりにぎわっていますね。さすが長刀さん。
そしてお待ちかねの夕食に。
あいもかわらず共通点がない皆様方ですが、だからこそよいのではないかと思っています。
この日も大変盛り上がりました。またみなさん、色々と活動されているようで、
メンバーさんの活動の紹介などもありました。またこれはブログに宣伝いたします。
それでは次回、楽しみにしています。次回は能の先生をお招きしましょう!
今でいう幻想的な幽玄ではなく、世阿弥の言うさわやかで華やかな幽玄な先生に
お願いするする所存です。では今回もみなさま、ほんとうにありがとうございました。
樋口
2010/06/14
梅小路公園な一日
6月12日(土)、梅小路公園でピクニックをしました。
晴天のもと、ラジオのリスナーさんやお友達、7名が集まり、
ゆるゆるとしたピクニックがはじまりました。
環境省(いきものみっけ)や京都市(京のいきもの発見)が提案する
いきもの探しを梅小路でやってみようとアイデアをいただき、
さっそく公園内のいきもの(植物や昆虫など)を探して歩きました。
いきものに詳しい方が参加されていたので、
その場で名前をおしえてくださり、大変助かりました。
(左)シオカラトンボという不思議な名前。
一般的なトンボだそうですが、名前すら知りませんでした。
(中央)トンボのいた水辺にはあざやかな緑色のセリ。
(右)市民ボランティアの方が手入れする花壇にはモンシロチョウが飛んでいました。
お昼になったので、公園の北側、七条通りの商店街を千本通から西へ、
おいしいものを探して歩きました。これが思いのほか、楽しい!
魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、果物屋さん、昆布屋さん
カッパの専門店(?!)などなど、たくさんのお店を覗いて歩きました。
お惣菜屋さんでごはんとお惣菜、酒屋さんでビール(!)、
鶏肉専門店でビールに合うおつまみ、果物屋さんで夏みかんとイチゴを買い、
いそいそと公園へ戻ります。
ごはんを食べ終えたら、フリスビーで少しからだを動かしつつ、
朱雀の庭といのちの森(有料エリア)へGO!
ここを40回近く訪れているという森の達人による解説付きです。
お庭の木々、花の名前など詳しく説明してもらい、楽しく散策できました。
(左)梶の葉は、その昔、七夕の短冊の代わりに使われたとか。
(中央)小川が流れる丘は、何を表現?
(右)芝生に咲く小さな花"ニワゼキショウ"
(左)葉が奇数に分かれるヤツデ。日の当たらない陰が好きなんだそう。
(中央)落葉したネムノキの葉っぱは黄色でかわいい。
(右)葉の裏側が銀色に輝くアキグミ。シックなイメージ。
最後に、緑の館のレストラン「ん」でソフトクリームやケーキなどを食べながら歓談。
森林を守る活動されている方のお話や、とりとめもない話で17時頃まで。
お昼から夕方まで、かなり暑い時間帯もありましたが、
木陰やいのちの森の中に入ればかなり涼しく、心地よい時間を過ごせました。
お昼を買いに行く時に通った七条入口広場で、ダブルダッチの練習を行う
学生たち(40〜50人の大きなグループ)がいたので、水族館について
聴いてみました。駐車場でこの広場の約3分の2が削られる予定だという
ことはほとんど知られていません。
芝生広場では夕方の涼しい時間帯になると多くの人がスポーツを楽しんでいます。
水族館のイルカプールができる予定の空き地には、
キャッチボールやサッカーの練習をする人たちがいました。
晴天のもと、ラジオのリスナーさんやお友達、7名が集まり、
ゆるゆるとしたピクニックがはじまりました。
環境省(いきものみっけ)や京都市(京のいきもの発見)が提案する
いきもの探しを梅小路でやってみようとアイデアをいただき、
さっそく公園内のいきもの(植物や昆虫など)を探して歩きました。
いきものに詳しい方が参加されていたので、
その場で名前をおしえてくださり、大変助かりました。
(左)シオカラトンボという不思議な名前。
一般的なトンボだそうですが、名前すら知りませんでした。
(中央)トンボのいた水辺にはあざやかな緑色のセリ。
(右)市民ボランティアの方が手入れする花壇にはモンシロチョウが飛んでいました。
お昼になったので、公園の北側、七条通りの商店街を千本通から西へ、
おいしいものを探して歩きました。これが思いのほか、楽しい!
魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、果物屋さん、昆布屋さん
カッパの専門店(?!)などなど、たくさんのお店を覗いて歩きました。
お惣菜屋さんでごはんとお惣菜、酒屋さんでビール(!)、
鶏肉専門店でビールに合うおつまみ、果物屋さんで夏みかんとイチゴを買い、
いそいそと公園へ戻ります。
ごはんを食べ終えたら、フリスビーで少しからだを動かしつつ、
朱雀の庭といのちの森(有料エリア)へGO!
ここを40回近く訪れているという森の達人による解説付きです。
お庭の木々、花の名前など詳しく説明してもらい、楽しく散策できました。
(左)梶の葉は、その昔、七夕の短冊の代わりに使われたとか。
(中央)小川が流れる丘は、何を表現?
(右)芝生に咲く小さな花"ニワゼキショウ"
(左)葉が奇数に分かれるヤツデ。日の当たらない陰が好きなんだそう。
(中央)落葉したネムノキの葉っぱは黄色でかわいい。
(右)葉の裏側が銀色に輝くアキグミ。シックなイメージ。
最後に、緑の館のレストラン「ん」でソフトクリームやケーキなどを食べながら歓談。
森林を守る活動されている方のお話や、とりとめもない話で17時頃まで。
お昼から夕方まで、かなり暑い時間帯もありましたが、
木陰やいのちの森の中に入ればかなり涼しく、心地よい時間を過ごせました。
お昼を買いに行く時に通った七条入口広場で、ダブルダッチの練習を行う
学生たち(40〜50人の大きなグループ)がいたので、水族館について
聴いてみました。駐車場でこの広場の約3分の2が削られる予定だという
ことはほとんど知られていません。
芝生広場では夕方の涼しい時間帯になると多くの人がスポーツを楽しんでいます。
水族館のイルカプールができる予定の空き地には、
キャッチボールやサッカーの練習をする人たちがいました。
そろそろ帰ろうかという頃、
西本願寺のお堀にカモの親子がいるという情報が入り、
みんなで見に行きました。ペタペタ歩くこどもたち、かわいい。
どうやら10匹の小ガモのうち1匹が水に落ちてしまったようで、
20人ほどの人が見守る中、一人の男性がネットで小ガモを救出していました。
よかったよかった。 ところでどうやって堀から上がるんやろう?
とみなが疑問に思いました。
西本願寺のお堀にカモの親子がいるという情報が入り、
みんなで見に行きました。ペタペタ歩くこどもたち、かわいい。
どうやら10匹の小ガモのうち1匹が水に落ちてしまったようで、
20人ほどの人が見守る中、一人の男性がネットで小ガモを救出していました。
よかったよかった。 ところでどうやって堀から上がるんやろう?
とみなが疑問に思いました。
2010/06/09
ピクニック in 梅小路公園
6月12日(土)梅小路公園(下京区)にて11時〜
新緑ピクニックをしたいなと思っています(主に芝生広場)。
参加費は無料です。食べ物や飲み物など、好きな物を持ち寄って、
楽しくお話したり、公園に咲く花や植物などを調べてみたり・・・。
11時に来られる方は公園北側の七条東側の入口にお越しください。
GoogleMapでは大宮側になっていますが千本通のほうです!
→大宮側の入口です!(失礼しました)
それ以降は、園内(主に芝生)を探してみてください。。。
雨天の場合は場所を変えて行う予定です。
途中参加なども大歓迎ですので、ご参加される予定の方は
こちらから、ご一報ください(ご連絡先もご記入ください)。
場所移動、悪天候の場合などご連絡させていただきます。
大きな地図で見る
新緑ピクニックをしたいなと思っています(主に芝生広場)。
参加費は無料です。食べ物や飲み物など、好きな物を持ち寄って、
楽しくお話したり、公園に咲く花や植物などを調べてみたり・・・。
11時に来られる方は公園
→大宮側の入口です!(失礼しました)
それ以降は、園内(主に芝生)を探してみてください。。。
雨天の場合は場所を変えて行う予定です。
途中参加なども大歓迎ですので、ご参加される予定の方は
こちらから、ご一報ください(ご連絡先もご記入ください)。
場所移動、悪天候の場合などご連絡させていただきます。
大きな地図で見る
2010/05/24
報告「2025年の京都カフェ」こんな会でした!
先日ラジオカフェにて開いた「2025年の京都」カフェに、
20人の方がご参加くださいました。みなさん、ありがとうございました!
大学院生、扇子屋さん、日本茶のお店の方、着物好きの方、町家の専門家さん、
Webデザイナーさん、環境問題に取り組んでおられる方、大学の先生・・・などなど、
ジャンルを超えて京都に関心のある、様々な方が来てくださいました。
京都に関するイベントではありましたが、
京都にどっぶりつかっている人、生まれも育ちも京都だが特に意識などしていない人、
京都の文化を求めている人、京都に住んで間もない人。
こういう方たちで京都に語り合うっていいな、
京都に詳しい人も、そうでない人も、同じ場所で話せるのがいいな、と思いました。
京都は、京都人に支えられたのではないと思っています。
京都は常に色々な人が出入りし、彼らが持つ京都のイメージと、
実際の京都、それと今後の京都のあり方を試行錯誤の上、京都が作られていく。
だから、よそから来て京都好きの方々。ほんとうに大好きです。
町を作るのは、行動力のある人・熱意のある人。
先日来て下さったのは皆、熱意のある人。
そう人たちが何かを作っていくんだなぁと感じました。
面白かったのは、桂川のことです。
私のイメージでは、桂川は西京極の川。
洛中に入ることもなく、山から大阪へと流れる川というイメージでした。
京都の川といえば鴨川しか思いつきませんでした。
けれども平安京を作った木々は桂川から流れてきたと知りました。
桂川の地図を見ると、すごく大きくって、驚きました。
そういう考え方を知れただけでも素晴しいと思いました。
また嬉しかったことは、葵祭の話をできたこと。
「北大路通りを歩いているときはすごくしんどかったけれど、
加茂街道に入ったとき、ものすごく気持ちよくなって、
ほんとうに穏やかな気持ちで歩けました」と言うと、
ちょうど近くにお住まいの方がいて、
「体調が良くなかったとき、上賀茂の方に行ったら急に楽になった。
辺りに良い気が立ち込めているのを感じた。」という話を聞きました。
そういう感覚って大切、いい場所を素晴しい状態で残したいなぁと思いました。
京都について話をする人。専門的に勉強されている方もいますが、
普通にインターネットを見て来てくださった会社員さんも大勢。
そういう人が京都を考えて、好きでいてくれている状況が素晴しいと思います。
これぞ町衆でしょうか?
また次回、このような会を開きたいと思っていますので
今回は参加できなかったという方も、ぜひお会いしたいと思います。
樋口
20人の方がご参加くださいました。みなさん、ありがとうございました!
大学院生、扇子屋さん、日本茶のお店の方、着物好きの方、町家の専門家さん、
Webデザイナーさん、環境問題に取り組んでおられる方、大学の先生・・・などなど、
ジャンルを超えて京都に関心のある、様々な方が来てくださいました。
京都に関するイベントではありましたが、
京都にどっぶりつかっている人、生まれも育ちも京都だが特に意識などしていない人、
京都の文化を求めている人、京都に住んで間もない人。
こういう方たちで京都に語り合うっていいな、
京都に詳しい人も、そうでない人も、同じ場所で話せるのがいいな、と思いました。
京都は、京都人に支えられたのではないと思っています。
京都は常に色々な人が出入りし、彼らが持つ京都のイメージと、
実際の京都、それと今後の京都のあり方を試行錯誤の上、京都が作られていく。
だから、よそから来て京都好きの方々。ほんとうに大好きです。
町を作るのは、行動力のある人・熱意のある人。
先日来て下さったのは皆、熱意のある人。
そう人たちが何かを作っていくんだなぁと感じました。
面白かったのは、桂川のことです。
私のイメージでは、桂川は西京極の川。
洛中に入ることもなく、山から大阪へと流れる川というイメージでした。
京都の川といえば鴨川しか思いつきませんでした。
けれども平安京を作った木々は桂川から流れてきたと知りました。
桂川の地図を見ると、すごく大きくって、驚きました。
そういう考え方を知れただけでも素晴しいと思いました。
また嬉しかったことは、葵祭の話をできたこと。
「北大路通りを歩いているときはすごくしんどかったけれど、
加茂街道に入ったとき、ものすごく気持ちよくなって、
ほんとうに穏やかな気持ちで歩けました」と言うと、
ちょうど近くにお住まいの方がいて、
「体調が良くなかったとき、上賀茂の方に行ったら急に楽になった。
辺りに良い気が立ち込めているのを感じた。」という話を聞きました。
そういう感覚って大切、いい場所を素晴しい状態で残したいなぁと思いました。
京都について話をする人。専門的に勉強されている方もいますが、
普通にインターネットを見て来てくださった会社員さんも大勢。
そういう人が京都を考えて、好きでいてくれている状況が素晴しいと思います。
これぞ町衆でしょうか?
また次回、このような会を開きたいと思っていますので
今回は参加できなかったという方も、ぜひお会いしたいと思います。
樋口
2010/05/21
「2025年の京都」交流会
5/21(金)20:00〜
三条ラジオカフェにて
「2025年の京都」交流会を行います。
ラジオを聴いてくださっている方、
まだ聴いたことないけど気になる方、
京都について若者同士お話してみたい方、
京都で知り合いを増やしたい方、
などなど、お気軽にお集まりください。
情報交換をしながら、楽しいひとときを過ごしましょう。
予算は2,500円(ワンドリンク・食事付き)を予定しています。
----------
参加の条件
・京都が好きな人
・日本文化が好きな人
・色々なことに興味がある人
・考えが異なっても、相手の主張を聞ける人
特に歓迎する人
・今の京都に問題意識を持つ人
・何かについて、熱く語りたい人
参加の条件さえクリアしていれば、大歓迎です。
どうぞお友達作りにお越しください。
[5/11追記]
----------
会場の都合もございますので、事前にお問い合わせから
ご連絡いただけますとありがたいです。
三条ラジオカフェにて
「2025年の京都」交流会を行います。
ラジオを聴いてくださっている方、
まだ聴いたことないけど気になる方、
京都について若者同士お話してみたい方、
京都で知り合いを増やしたい方、
などなど、お気軽にお集まりください。
情報交換をしながら、楽しいひとときを過ごしましょう。
予算は2,500円(ワンドリンク・食事付き)を予定しています。
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参加の条件
・京都が好きな人
・日本文化が好きな人
・色々なことに興味がある人
・考えが異なっても、相手の主張を聞ける人
特に歓迎する人
・今の京都に問題意識を持つ人
・何かについて、熱く語りたい人
参加の条件さえクリアしていれば、大歓迎です。
どうぞお友達作りにお越しください。
[5/11追記]
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会場の都合もございますので、事前にお問い合わせから
ご連絡いただけますとありがたいです。
2010/05/15
「ハローラジオカフェ」に出演します
5月17日あさ10時30分からFM79.7ラジオカフェ「ハローラジオカフェ」
という番組に代表の樋口がゲスト出演させていただくことになりました。
「2025年の京都」について、21日の交流会についての告知など、予定しています。
という番組に代表の樋口がゲスト出演させていただくことになりました。
「2025年の京都」について、21日の交流会についての告知など、予定しています。
2010/05/13
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